A4クリアファイル 

クリアファイルは4種類あった、と書きましたが、
うち2種類が通常のA4対応サイズで、残る2種類はこれよりも小さいものです。

A4版の図柄は、以下の2種類。

 ・48「天満宮縁起画伝(満盛院本)」
 ・37「北野天神縁起絵巻(承久本)」より巻5「雷神襲来」の雷神

前者はコマ割りの画面をそのまま印刷した不透明なもの。
後者は背景が透明なので、中身(特に下の方)が一部見えるようになっています。
前者の方が先に品切れになりました。
後には良く分からない幾何学模様のファイルが何種類か並んでいましたが、
特別展との因果関係は皆無です。こうなると、もうスーベニールではないですね。

あくまで消耗品だと思っているので、A4版クリアファイルは買いませんでした。
さすがに人前で出せるような図柄ではないんですよ。
かと言って書類を挟んでカバンに入れたら、間違いなく本体が傷みますし……。

土産物の話(2) 

「オリジナルグッズが少なーい!」と嘆かせた売店、梅ケ枝餅つながりなのか、
全国の天満宮のお膝元より食料品を調達して、あれこれ並べておりました。

土産物売場


 ・東京湯島「花月(かげつ)」のかりんとう
 ・京都西陣「長五郎餅(ちょうごろうもち)本舗」の「長五郎餅」
 ・山口防府のういろう(店名は未確認ながら「ほうふ外郎本舗」の可能性あり)
 ・福岡久留米「茶信園」の八女茶(お菓子にはお茶、って事なんでしょうか……?)

あと1〜2種類出ていましたが、
さすがにカメラを向けるのもどうかと思った挙句、商品名を忘れました。
おかきか煎餅の詰め合わせでしたか?

 ・亀戸「船橋屋(ふなばしや)」のくず餅
 ・防府「天満屋」(百貨店ではなく、土産物屋です)の「酒垂岩おこし」

あたりは出ていなかったですね。

福岡県民にとってはラッキーな展開ですが、
旅行客としては決して福岡土産にならないので、購入は見送りました。

いや、文句なしにウマいんですけどね、花月のかりんとう……。


梅ケ枝餅は冷めた後に再加熱すると、
皮の食感がパリパリからフニャフニャへと変わってしまうので、
現地で食べても、あんまりお土産には使いません。基本的にはリクエストベースですね。

そこで福岡三越であるお菓子を探し回ったのですが、見つからず、
福岡空港で「明月堂」の「博多通りもん」を買って帰りました。

いや、モロ定番だけどウマいんですもん、通りもん……。

福岡出身の人が帰省するたびに土産を買ってきていたので、
有名どころのお菓子はだいたい食べています(笑)。

6個入りを2箱買って、1箱はYさん(←東博に連れて行かれた人)に渡したんですが、
食べログでも高い評価を受けているので、残りの1箱を開けるか思案中です。
(でも開封したが最後、完食しかねないのが恐い……。)

土産物の話(1) 

久々の特別展、記念グッズは何が出るかと楽しみにしていました。
ところが、売店に並んでいたのは、絵はがき10数種類とクリアファイル4種類のみ。
あとはお香や和風小物など、はっきり言って汎用品。
一筆箋も、天満宮宝物殿で販売している商品でした。

東京国立博物館の時は、
 ・一筆箋(天拝山と配流陸路の2種類)
 ・菓子の下に敷く紙(二度と出なかった幻の一品)
 ・特製紙袋
など、承久本グッズが充実していた事を思うと、とても残念です。

絵はがきは通常サイズと大型の2系統。
オトナ買いはせず、通常サイズの
 ・板絵菅公像
 ・承久本の落雷災禍
 ・道明寺の十一面観音立像
と、手堅くまとめました。
意表を突くほど珍しい図柄はなかったように記憶しています。

白ポスターと黒ポスター 

至る所に貼ってあったB1サイズのポスター、2種類あったのご存知でした?

A0版ポスター


デザインは全く同一なんですが、背景とキャッチコピーの色が違います。
キャッチコピーの文字色から、勝手に「白版」「黒版」と命名させて頂きました(笑)。

この違い、錯覚でもパソコンで色調をいじった訳でもなく、印刷方法の違いなんです。

白版の背景がくすんで見えるのは、白い紙に金色のインクで印刷したから。
CMYK 4色+特色(金色)の5色を用いた、ごく一般的な印刷方法です。
A4 2つ折りのチラシも、この印刷方法を採用しています。

黒版の背景が光って見えるのは、
金色にコーティングされた紙を使っているためです。
画像部分は、いったん白色のインクを乗せた上でカラー印刷していますが、
それでも下地の色が抜けて黄色っぽく仕上がっています。

並べてみると、黒版がピカピカ光っているのが良く分かります。
西鉄福岡(天神)駅に大量に貼られていたのも黒版でした。

この黒版、個人的にはと〜っても欲しいんですけど、
余ってないでしょうか? 2〜3枚ばかり。(←どこに貼る気だ?)

(2009/4/14追記)
ポスターの寸法は「A0(841mm×1189mm)」とばかり思っていましたが、
どうも「B1(728mm×1030mm)」が正しいようなので、訂正しておきます。

飛梅クリームスパゲティ 

レストラン「グリーンハウス」試食レポートの第2弾です。

通常メニューの中に、「飛梅クリームスパゲティ」なるものがあります。
昨年から気になっていたので、今回注文してみました。税込1260円。

梅肉とクリームソースを組み合わせるとどうなるか、興味をそそられます。

飛梅クリームスパゲティ


シメジ・エリンギ・マッシュルームなどのキノコ類に、鶏肉が入っています。
その上に千切りの青ジソをトッピング。

お味の方は……、微妙。むしろマズいと言った方が正しいかも。
梅風味のキャンディーにクリームソースを合わせたような味です。
梅の酸味ではなく香料臭さが舌につきました。
しかもそのソースが固くて、麺がくっついてうまくフォークで巻けない(泣)。

非常に食べにくくて量も少ない、決して安くないのに味は疑問符つき。
普通に「梅醤油で和風パスタ」をメニューに載せた方が無難かと感じました。

チケットの色々 

オークションをのぞいていた頃から気になっていて、
おそらく他の人は気にも留めないであろう事。

それは、「チケットの色が色々ありすぎる」。

手元に残る中央部分は黒色ベースの共通仕様なのに対し、
左側を平常展の入口で、右側を特別展の入口で、
もぎ取る両端部分にことごとくカラーバリエーションがあるのです。

特別展のチケット3種類


赤紫が前売券、青が招待券、黄土色が特別鑑賞券。その他、赤色も見た記憶があります。
裏面に通し番号が打ってあるので、ここから配布元を割り出す事は可能と思われます。

ちなみに当日券は買った事がないので未確認です。
ご存知の方、どうかご教示下さりませ。

あじっぱで天神人形 

博物館1階、売店手前の奥に、子供向け体験学習施設「あじっぱ」があります。

その奥の小さな展示スペースに、
特別展に連動して個人所有の天神人形が飾られています。

展示棚は壁面一つ分、上記リンクの写真に載っている分ですべてですので、
数としてはそんなに多くないですね。
『菅原伝授手習鑑』上演に合わせ、国立文楽劇場で別の人のコレクションを
展示した時の方が物量作戦全開だった気がします。

「へー、こんなにバリエーションがあるのか」と、
素直に感心するとっかかりに使って頂ければ良いのではないでしょうか。

戦前の太宰府天満宮の絵ハガキや、
明治・大正・昭和各時代の梅ケ枝餅の展示もありますが、
骨董市の類が好きな人には喜ばれるのでしょうね。

天満宮宝物殿(その2) 

あえて後回しにした情報をひとつ。

展示室入ってすぐ右側の壁、映像シアターのちょうど反対側に、
若手日本画家・冨田典姫(とみた のりこ)さんの柘榴天神図が飾られています。
新生堂画廊での個展に出ていた、龍がトグロを巻いている絵ですね。
まさかこれの現物を見られるとは予想だにしませんでした。眼福。

本人が天満宮に寄贈したのではなく、さる富裕層の方が購入して寄贈したという話。
そうなりますと、道真さんが白い牛の脇に座っている絵も、
同じ人が買った可能性がありますね。
価格面で折り合えば欲しいと思っていたりするのですが、当分はお預けかな〜。
せめてどこか大きな天満宮に寄贈してもらえれば、嬉しいのですけれど。

天満宮宝物殿(その1) 

特別展会場入ってすぐ右、展示目録の置いてある台の上に、
太宰府天満宮宝物殿の無料拝観券が大量に置いてあります。

本来は有料の施設ですので、これ幸いと覗いてきました。
太宰府へはほぼ毎年足を運んでますが、ここに入ったのは数年ぶり。

第一展示室は幕末関係の展示ですが、興味がないのでそのままその先へ。

すると第二展示室が道真尽くしになっております。
お勧めしたいのは以下の3点でしょうか。

 ・牛に乗って疾走する道真を描いた狩野派の絵
  (京都国立博物館の講演会でこの絵をスライドで見せられ、
   どこが所蔵する作品なのか、ずっと気になっていたのです。)
 ・博多人形による、コンパクトサイズのリアルな天神座像
 ・近衛信尹の回で触れた白隠慧鶴の巨大文字絵天神
  (湯島天満宮の宝物殿にもあるので、複数存在する模様。)

この施設、必ず天神画像だらけの環境が保証されている訳ではないんですよね。
かと言って梅の開花時期に遠路はるばる行けるはずもなく。

企画展示は梅の絵尽くしですが、こちらも一通りさらっと見て終了。

むしろ勝手にハマったのが、売店。
本棚に『大宰府・太宰府天満宮史料』や『太宰府天満宮連歌史』、
『菅原道真と太宰府天満宮』が全巻揃っていました。もちろん購入可能な商品として。
なぜか『菅原道真論集』もありますので、筆者のマトモな文章を読みたい方はどうぞ。

16時受付終了、16時30分閉館です。
博物館帰りに寄られる際は、お早めに太宰府市入りされることをお勧めします。

ラッピングバス 

9/22に福岡市天神界隈で、一風変わったラッピングバスを見かけました。
車体横側、後ろ半分だけのラッピングバス。

写真を撮ろうと思いつく前に、目の前を走り去ってしまいました。

ラッピングバス

(撮影:なぎ@晴れのち平安さま)


せっかく特別展の宣伝をするのなら、
フルラッピングにすればいいのにと思ったのは私だけでしょうか?
チキンラーメンのフルラッピング版西鉄バスを見ましたけれど、
ホント理屈抜きでかわいかったですよ。



(2009/06/26追記)
フルラッピングは3ヶ月単位の契約なので、
費用の問題ではなく、単に掲載期間の問題だったようです。
今回のハーフラッピングは1ヶ月のみの契約(1台42万円)かと思われますが、
何台走らせていたかまでは不明です。

平成記録本 

11/3まで承久本「北野天神縁起絵巻」の複製が1階で無料展示されていました。
終了間際に日帰り強行軍で見てきましたが、正直な話、とっても良かったですよ。

平成記録本展示会場の入口


照明を落としぎみの室内に特注(側聞したところでは80万円とのこと)の
黒い展示台を5台設置し、横方向に2巻ずつ複製を並べます。
その表面に透明なプラスチック板を載せ、触れないようにしてありました。
ガラスケース越しではないので、文字通りの至近距離です。

各巻の最初には、展示台の背後に黒いパネルがあり、
その巻のあらすじがまとめてありました。
菅原幹正が安楽寺を訪れた話など、省略された話もありますが、
基本的にはこの文章だけで天神縁起の構成が理解できるようになっていました。

1回だけ特別展見るならこの時期がベストだったのでは?

天神縁起絵巻は、内容を知らずに絵だけ見てもさっぱり分からないので、
どうしても事前学習が必要だと思っています。
その意味で、非常に有用なタイアップ企画でした。

ただ、会期69日間中14日間のみと、実施期間が非常に短かったのは残念です。
せめて福岡市立博物館の時のように、特別展会場内に写真パネルと解説を展示すれば、
鑑賞の手助けになることは間違いないでしょうね。

天神さま弁当(その4) 

天神さま松花堂弁当への寸評。

天神さま松花堂弁当


普通に美味しいので、値段相応ではあります。
洋食中心の店舗でありながら、
吸い物の出汁がきちんと取れていた点は特筆すべきでしょう。

ただ、これのどこが「天神さま」なのか? となると悩むところです。
「京風のお弁当」という枠組みならまだ分かりますが、
コンセプトの「平安の食」とは違う気がします。

また、牛と鶏の組み合わせには考えてしまう部分があります。
神の使いである牛は食べないものですし、
出立を急かせた鶏は飼わないものですし。
確かに「おいしい松花堂弁当」ではありますけれど、
道真さんからは離れている気がします。

そこで、それっぽいものを思いつつまま挙げてみます。

 ・ぐじ(甘鯛)の道明寺蒸し
 ・青菜の菊花和え
 ・山芋の梅肉和え
 ・竹の子と昆布・根菜の炊き合わせ
 ・梅干しを混ぜたご飯(炊飯時に混ぜればより理想的)
  または 紫蘇ご飯
 ・笹巻き生麩まんじゅう

梅・菊・竹・昆布・道明寺粉は外せないですね。
ショウガも使いたいんですが、すぐには思いつきませんでした。

(付記)
料理名について補足。

油揚げ巻き=信太巻き、なのは、信太(大阪府和泉市)に住むキツネが
安倍晴明を産んだという信太妻伝説にちなむもの。
ゴボウが八幡巻きになるのは八幡市がゴボウの産地だったからです。

道明寺(粉)はもち米を蒸してから乾燥させ、砕いたもの。
道明寺の住職だった道真のおばが陰膳に使った米で作ったのが
ルーツとされているの、ご存知でした?

天神さま弁当(その3) 

イカの菊花揚げ

イカの菊花揚げ。
何らかの麺類(素麺?)を短く切り、イカのすり身の周囲に貼り付けて油で揚げたもの。
ちょっと油っぽいかな? レモン絞らないと辛いかも。

これに、上に黒胡麻を振った白ご飯・漬物3種類・ほうじ茶がつきます。

天神さま弁当(その2) 

蒸物

カボチャの蒸し物。ふわふわのレンコン(?)饅頭にあんをかけたもの。
カボチャの味や食感はなかったので、色づけに使っているのかもしれません。

煮物等

左手奥から反時計回りに、牛肉の昆布巻き・紅葉型の生麩とギンナン・
ニンジンとダイコン(だったと思う)の信太(しのだ)巻き。

あともう一品は不明。甘いソースのかかった胡麻豆腐っぽいものでした。
消去法では梅ゼリーとなりますが、ニューオータニのプレスリリースにも
それらしいものは見当たりませんでした。

天神さま弁当(その1) 

九博入口の手前に、ホテルニューオータニ博多が運営する
レストラン「グリーンハウス」があります。
ホテル直営ですが、なぜかカードが使えないので現金払いです。

福岡の食材を使ったオリジナルメニューの他、
特別展にちなんだ松花堂弁当(2100円)が出るのがお約束。
そこで開催初日に「天神さま松花堂弁当」を食べてきました。
飛行機の時間が押していたので、わずか20分で(泣)。

今回のメニュー編成のコンセプトは、「平安の食をイメージ」。

吸物

はんぺんのお吸い物。みじん切りなので見えませんが、吸い口はゆずの皮です。

焼物など

左手奥から反時計回りに、厚焼き卵・カラスミのしんじょう(らしい)・
ニンジンとゴボウを鶏モモ肉で巻いた八幡(やわた)巻き・ゆでたエビ。

油揚げ「で」巻けば信太になりますが、
ゴボウ「を」巻けば何でも八幡になるんですね。穴子限定だと思ってました。

Asiageのギミック 

九博の季刊誌「Asiage(アジアージュ)」vol.10に、特別展特集があります。

この雑誌、PDF版もありますが、紙媒体でも無料で配布されています。
「神か怨霊か。畏れか親しみか。」ってキャッチコピー、格好良いですね。

そこで読者の方が入手した現物を頂いて、発見した事が。

Asiageの表紙


一見、表紙には「恩賜(おんし)の御衣(ぎょい)」のシーンが使われています。

しかし表紙を少し持ち上げてみると……?

Asiageの表紙アップ


問題の絵は、表紙ではなくその下(3頁目)に印刷されていました。

最初にPDF版で見た時、なぜ今回に限って表紙を地味にしたのか不思議だったのですが、
こういうギミックがあったんですね。

「わざわざ位置を合わせてくり抜いたら、余計印刷コスト上がるでしょう……」と
いらぬ心配をするのは、野暮(←天神信仰だから)ってもんでしょうか。

あると便利なモノ 

美術品を見るのに小型のオペラグラスを用意するのは玄人向けな話ですけれど、
これを事前に用意しておけば便利じゃないかと思うものを挙げてみます。

承久本『北野天神縁起絵巻』詞書釈文のコピー
少し大きな図書館なら大型本のコーナーにありますので、
その後半部分から巻4と巻6の活字部分をコピー。余裕があれば事前に音読(笑)。
これがあると、絵だけ見て終わりにはなりません。字も見事なんですよ。

所功『菅原道真の実像』(臨川書店、2002年)
巻末の「『菅家伝』記事年表」に、
「菅家伝(=北野天神御伝)」の読み下しが掲載されています。
軽い本なので、該当部分だけコピーしなくても、そのまま持参すれば大丈夫です。

あとはこのブログかな(自讃)。同行する相手に見せておくと重宝すると思います。

切符の求めかた 

招待券のプレゼント企画を探し、当選目指して必死にハガキを書く! というのが
一番だと思う(笑)のですが、なかなか事はうまく運ばないもの。
でも定価で買うのもね、という向きに。


ネットオークションで競り落とす

期間が限定される分、美術展の招待券は結構安く手に入ります。
日数は掛かりますが、総じて金券ショップよりも安いです。
コツがあるとすれば、手数料込の上限額を決めておく事でしょうか。
実勢価格は、2枚で1000円(振込手数料・送料別)前後。
期待したほど安くなっていません。

(2008/10/23 加筆)
 間もなく会期後半に入るためか、たまに1枚350円前後で出ています。
 こまめにチェックしないといけませんが、そろそろ買いですね。


西鉄「九州国立博物館きっぷ」を買う

太宰府までの往復切符にチケットを組み合わせたもの。特製ケース入り。
大人用のみですが、福岡(天神)(390円区間)が1780円、
薬院(330円区間)が1660円、二日市(150円区間)が1300円と、
前売価格(1100円)より100円安く設定されています。知っていると便利。
ポストカードと近辺の施設入場割引のおまけつきです。


前売券を買う

いわば王道。最後の手段。太宰府駅前界隈でも買えますよ。

「天神さまと太宰府」 

今日は九博1Fミュージアムホールで「天神さまと太宰府」と題した
記念シンポジウムがあります。

午前中(10:00〜)が基調講演。
 ・所功(ところ いさお)氏(京都産業大学)「菅原道真とその家族」
 ・味酒安則氏「太宰府天満宮の歴史」

午後(13:00〜)がパネルディスカッション。
 ・竹居明男(たけい あきお)氏(同志社大学)
 ・滝川幸司(たきがわ こうじ)氏(奈良大学)
 ・松川博一氏(九州国立博物館)
   ……の予定でしたが、滝川先生は急病につき欠席だそうです。
   1日も早い御回復をお祈り致します。

所・竹居の「みちざねっとなTさん」コンビは、ある意味最強でしょう。
所先生は明神原(みょうじんばら)遺跡(注)に足を運び、
竹居先生の自宅玄関には臥牛が鎮座しています。
そこに太宰府天満宮の誇る知恵袋(味酒さん)が絡むと、どうなりますやら。

整理券が必要との事で、事前に申し込んだのですが、仕事につき行けません(泣)。
もし当日でも聴講可能でしたら、ぜひ聞いてみて下さい。お勧めです。


(注)明神原遺跡:香川県坂出市にある巨石群で構成された遺跡。
         道真が讃岐守時代に雨乞いを行った城山(きやま)神社は、
         当時ここにあったとされます。

紅梅白梅天満宮(その2) 

せっかくですから、飾り山笠を下から詳しく見てゆきましょう。

紅梅白梅天満宮・博多上陸


博多湾に上陸した道真とその子供たち。名前も年齢も不明なのですが、
福岡では隈麿(くままろ)と紅姫(べにひめ)という名前になっています。
「道真って意外とお盛んですね」と揶揄(やゆ)されるのは、この部分。
確かに年長の兄たちは20代ですし、子供の多さについては否定しようがありません。

「家学の継承」と「家学を継承する実子を育てる」という2大命題を背負っていたのかと
思う事があります。少なくとも彼の意識の中では。

あと「右端の男性は一体誰?」と思いきや、
「とも綱を巻いて道真の座を作る漁師」だとか。
要するに綱敷(つなしき)天神の図なんですけれど、
思わず「味酒安行がいない〜!」と茶々を入れそうになりました。


紅梅白梅天満宮・恩賜の御衣


901年9月10日に1年前の出来事を偲び、醍醐天皇から頂いた御衣をささげ持つ道真。
道真が漢詩「九月十日」の中で細かく自注をつけたおかげで、背景がよく分かります。
でも顔がちょっと恐いです。


紅梅白梅天満宮・天拝山

大宰府近郊の天拝山に登り、無実を天に訴える道真。
よく見ると先端に横長の紙がついており、これが無実を訴えた祭文を示すと思われます。

天神縁起絵巻ではよく知られたシーン。文楽では火花を吹くので観客にひどく受けます。
個人的には、巨大で劇画チックな小林永濯「道真天拝山祈祷の図」もおススメ。
2006〜2007年に東京と京都の国立近代美術館で開催された
「揺らぐ近代──日本画と洋画のはざまに──」展でボストンから一時里帰りしました。

背後にある竜宮城みたいなのが、太宰府天満宮だそうです。
しかし狩衣(かりぎぬ)みたいなラフな格好でお祈りしていいんでしょうか……?
絵巻と同様、束帯(そくたい)で正装するのが筋だと思うんですが。

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