・41「松崎天神縁起絵巻」より巻2「紅梅別離」(写真右)
・47「天満宮縁起画伝(泊守治筆)」より第7幅「針摺峠(はりすりとうげ)」
(写真左)

「針摺峠」は筑紫野市にある地名です。
その由来は、道真が天拝山に通う途中、
金棒(斧とも)を砥石で磨いて針にしようとする老人に出会い、
自分の至らなさを痛感したこと。図では馬ならぬ牛に乗っています。
ところが、滋賀県彦根市の郊外にも「摺針峠(すりはりとうげ)」があり、
道真ではなく弘法大師空海を主人公に、同じ話が伝わっています。
色の異なる部分で折り返す(触ると分かる折り線が入っている)ので、
使用時のサイズは横21.5cm×縦12.5cm。
このファイル、問題はどう使うモノなのかという点。
A4用紙を入れてみると、微妙に幅が足らず、紙が波打ってしまいます。

このまま強引に使うと中の紙が傷んでしまい、ケースの意味をなしません。
それでは、チケットホルダーでしょうか?

幅は問題ありませんが、無意味に高さがあります。
そして色々試してみて、高さも幅もジャストフィットだと判明したのがこれ。

……コンビニの振込用紙(笑)。天神さまの御神徳で払い忘れを予防できそう?
一筆箋やハガキも入るので、切手と一緒に携帯用お手紙セットを作ることも可能ですが、
本当は何を入れたいケースなのか、真相は薮の中です。