道真展の歩き方(2) 

特別展の会場は、現在このような順番で構成されています。

 ・エントランス …観世音寺梵鐘・荏柄天神の雲中天神像
 ・第1室 …平安時代に関する文字史料
 ・第2室 …承久本・メトロポリタン本・松崎本などの天神縁起絵巻と遺品類
 ・VTRコーナー
 ・天神さま研究所
 ・第3室 …天神縁起の絵巻・屏風・掛幅
 ・第4室 …天神像・渡唐天神像・観音像・仏塔
 ・第5室 …お祭りで使っていた獅子頭や面・連歌懐紙・文楽人形・浮世絵
 ・第6室 …神輿

一番混雑するのは、展示の目玉となる絵巻が揃っている第2室です。
ここから見ようとすると、
朝9時30分の開館に合わせて入らない限り、行列になるでしょう。

そこで午後から入館した場合の効率的なモデルコースを紹介します。
特別展に行っていなかった地元の知人を案内するために
会場内で即座に考えたものですので、実証済みです。

まず手荷物は、鉛筆とメモ帳程度を残し、1階のコインロッカーに入れます。
衣類だけでしたら1階のクロークに預けます。
必要に応じて当日券を購入し、エスカレーターで特別展会場へ。

まず観世音寺の梵鐘荏柄天神の雲中天神像を見たら、
人の多いエリアを抜け、そのまま一気に第4室へ。
天神画像道明寺の十一面観音、御自作天満宮の天神座像や大興善寺の十一面観音、
渡唐天神像と、ひととおりじっくり眺めます。

そして歌舞伎や連歌に特別な関心のない限り、第5室はさらっと流しましょう。
芝居絵でもそんなにインパクトのあるものは出ていませんし、
文楽人形も普段から北野天満宮の宝物殿に展示されています。

この後第3室に戻り、扇面屏風と掛幅を見ます。
天神縁起の全体像を知らないと到底読み解けないので、見るだけで大丈夫です。

VTRは好きに応じて、または休憩目的で。
知人は元のテレビ番組を見ていたので、省略しました。

仲間同士で茶々を入れて楽しみたいなら、その足で隣接する天神さま研究所へ。
貼り出されている紙を読み出すと際限がないので、軽く眺めるだけにとどめ、
パソコンの上のホワイトボードや本棚等、web上では見られないものを見ておきます。

ここまで来て、いよいよ本題です。第1室に戻りましょう。
菅家文草菅家後集新撰万葉集和漢朗詠集を見ておきます。
基本的に文字(特に漢字)ばかりなので、予備知識がないと辛いかもしれません。

そしてお待ちかね、天神縁起絵巻尽くしの第2室です。
ガラスケース越しに革帯・笏(しゃく)・櫛・鏡といった遺品類を見ながら、
人が少なくなった頃合いを計り、行列に加わります。

承久本メトロポリタン本松崎本の3つを見ておきましょう。
非常に長々と展示されています。

これで一通り見終えた格好になります。
残りの時間を利用し、もう一度見ておきたいものにじっくり向き合いましょう。

最後に、博物館や美術館で使いたい、ちょっとしたテクニックを。
通常、閉館の30分前に入場受付が閉まります。
そのため、数分後には最初の方の部屋ががら空きになります。
残り時間が少ないので、どうしても見たいもの以外を先に見ておく必要はありますが、
絶えず行列のできていた承久本も、恐ろしくスムーズに見られますよ。

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