これは必見!(その26) 

80「天神名号(てんじんみょうごう)」

第一印象は「このヘラ書きのような字は何?」だったのですが、
かの林羅山(はやしらざん)の師、藤原惺窩(ふじわらのせいか)の筆跡でした。
日本における儒学の先駆者の字を、一瞬でも「変」だと思うとは、何たる無学。

天神名号

(写真提供:九州国立博物館)


この文字列は「南無 天満大自在天神(なむ てんまんだいじざいてんじん)」と読みます。
「南無」は「信仰する」という意味の仏教語。
ほら、「南無 阿弥陀仏(なむ あみだぶつ)」とか
「南無 明法蓮華経(なむ みょうほうれんげきょう)」とか唱えますでしょう?

シヴァにして観音の化身たる大自在天(だいじざいてん)の名を冠するように
天神信仰は当初から仏教色が強いのですが、
天神名号がことごとく同じフレーズで書かれていることを目の当たりにすると、
やはり神仏習合の産物だったんだと思わされます。

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