これは必見!(その15) 

37「北野天神縁起絵巻(承久本)」 (7)未完の縁起絵巻

巻7の冒頭には、道賢(どうけん)が地獄を訪れるシーンがありますが、
いっこうに詞書のないまま、巻8まで延々と地獄と六道の描写が続きます。

絵巻の裏打ちに使われていた下絵には、
天神縁起絵巻の基本的なシーンが、判別が困難なほど薄い墨色で描かれており、
当初はきちんと完結させる予定であったのが、
何らかのトラブルが発生して未完のまま中断したと考えられています。

誰が、何のために、この絵巻を作ろうと考え、なぜ中断に至ったか?
これらの問いに対し、決定的な答えはいまだに出ておりません。



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