これは必見!(その6) 

21「類聚国史(るいじゅうこくし)」 (〜11/3)

国宝。これも加賀藩主・前田綱紀(つなのり)のコレクションです。
『日本書紀』から道真が編纂に関与した『日本三代実録(にほんさんだいじつろく)』
まで、律令国家が編纂した6つの歴史書を、単なる年次順から
テーマ別+年次順に並べ替えたもの。編者は道真です。

文章を省略したり追加しない徹底した原文主義
(年号は改元の日の前後で修正しています)、
熱心な仏教徒でありながら、仏事部を外交関係に準じて末尾に置いた事など、
道真の見識の高さが評価されています。
たとえ、漢詩文が残らなくても、神様に祀られなくても、
これさえ残っていれば「菅原道真は優秀な学者だった」という評価は動かないのでは。

大まかな配列だけ頭に入れておくと、特定の事柄について探す時に非常に便利です。
よく出来た実用書だと思いますよ。惜しむらくは全体の3分の1程度しか残っていない事。



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