これは必見!(その19) 

20「和漢朗詠集(わかんろうえいしゅう)」 (〜11/3)

平安時代中期に藤原公任(ふじわらのきんとう)が編纂した、
季節別・テーマ別の和歌と漢詩文のアンソロジー。
TPOに応じた一節を当意即妙に口ずさめるのが、格好良い貴族の条件のひとつなのです。

和漢朗詠集

(写真提供:九州国立博物館)


展示されているのは、巻上の末尾部分、「帰雁」から「仏名」まで。

一番下に作者名が書かれているので、そこを見ておきましょう。
「白」が白居易(はくきょい)、「菅(丞相)」が道真。
あと「紀納言(きのなごん)」「藤篤茂」「醍醐御製(だいごぎょせい)」なども
ありました。「藤篤茂」は道真の弟子、藤原篤茂(ふじわらのあつしげ)のこと。

「紀納言」は紀長谷雄(きのはせお)。道真と同じ年の弟子ですが、
後半生における親友でもあり、『菅家後集(かんかこうしゅう)』の原型本
『西府新詩(さいふしんし)』を託された人物です。

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